生まれてきた我が子にいろんなことをしてあげたい。
絵本もいいなあ、発達にもいいって聞くし、読んであげたいな。
ちょっと待って、でも・・
- 赤ちゃんに読むのはいつからがいいの?
- 言葉もまだわからないのにどんな風に読んであげたらいいの?
ですよね。
私もそうでした。仕事柄、子育てについて色んなことをわかっていたつもりですが、自分の子供のことになると全然そんなことない、というのはよくある話で・・。
早く読みたい読みたいと思っていたのに、我が子が生まれてしばらくは自分にも余裕がなくて、気が焦るばかりでした。
この記事で、
- 赤ちゃんに絵本を読み始めるおすすめの時期とその理由
- 赤ちゃんに絵本を読むときのポイント
を説明します。
絵本の定期便を利用していたこともあり、200冊以上を読んできた私の経験も含めて書いてあります。少しでも参考になれば幸いです。
絵本ていつ頃から読んであげたらいいの?

正直、正解はありません。お腹の中にいる時から読んであげることもありますね。

無いんか〜いい!

ご、ごめんなさい。つまり、こういうことです↓
- お母さんがゆったりとした気分で読める時が、始まり
- あえておすすめするなら、早くて3ヶ月頃
早くから読んであげたら賢くなる、という話は定かではありません。
だから、焦る必要はないし、赤ちゃんが成長するとともに自然と読むようになったということも大いにあります。
生まれてしばらくは赤ちゃんは1日の大半を寝ていますし、お母さんも生活リズムが一変して大変な日々が続きます。
なので、起きている時間が長くなり、生活リズムも安定してきた頃に読み始めるお母さんが多いのではないかなと思います。
それが、3、4ヶ月頃になるんですね。
この頃には赤ちゃんの反応も多くなってくるのでおすすめです。

赤ちゃんの目や耳の発達も知っておくと参考になるので説明しますね。
生まれたばかりの頃は、ぼんやりと見える程度です。
0.01-0.02くらいといわれていて、認識している色は黒、白、グレーです。
👶我が子も、ぼーっと遠くを見るような眼差しをしていました。
で、そのうち寝るの繰り返しの時期ですよね。
1週間から2週間頃からは色の認識が始まります。
最初は赤、そして黄、緑と増えていきます。
👶赤ちゃんの絵本には、赤、黒、その他原色がよく使われていますよね。
そういへば、私が最初に読んだ絵本も、水色に黄色いひよこが登場するという単色使いでした。
2カ月くらいになると、顔を近づけたらじーっと見つめますね。
まだ視力は0.05にもなりませんが、近くのものを両目で見ることができるようになってます。
👶じーっと顔を近づけると反応して微笑むようにもなったことがとても嬉しくて、何回も何回も顔を近づけて遊んでいました。
3ヶ月頃には、あらゆる色を認識できるようになってきます。
また、動くモノを両目で追うこともできるようになります。
ケラケラ笑ったり、おしゃべりしたり、反応も活発になります。
👶私はこの頃からよく絵本を読むようになりました。
話を聞かせるというよりは、音を一緒に楽しむという感じでしたよ。
6ヶ月頃には、奥行きがわかるようになって、目と手の協調運動ができるようになります。人の顔にも興味をもつようになります。
👶触れて遊ぶ絵本がありますね。
この頃、読んであげると手を伸ばして触っていました。
そのうち、舐めるようにもなってボロボロになりましたが(汗)
あと、顔ばかり出て来る絵本、よく読んでいました!
その後、色んな刺激を受けて目は発達していきます。
形の認識もできるようになります。そして見たものを触って確認したり、どんどん記憶していきます。
3歳頃までに視力は1.0前後になる子が多くなります。
赤ちゃんの耳は、妊娠5ヶ月頃から聞こえているといわれています。
お腹の中で、お母さんの心臓の音や血液の流れが聞こえているんですね。
胎教があったり、話しかけてあげるといいという話があるのは、外の音も聞こえているということ。
これには諸説あるとのことで、羊水の中にいるため余程大きな音じゃないと聞こえないという見方もあるようです。
でも、お腹の中の赤ちゃんに話しかけたり、音楽をかけてお母さんがリラックスすることは、赤ちゃんの成長とお母さんの精神面にいい効果があります。
どちらにしてもやりたいことですね。
👶赤ちゃんはお腹の中で聞いたお母さんの声を記憶しているということを聞いたことがあります。だから生まれた後お母さんの声に1番安心するんだとか。
声を聞くというより声の雰囲気(振動)を感じているんでしょうね。
お腹の赤ちゃんに話しかける時に絵本を使ってもいいですね。
読みながら、お母さん自身もリラックスしやすくなることもあります。
子供の誕生もさらに楽しみになりますね。
生まれて3ヶ月頃から音を認識し始めます。
呼びかけると反応も多くなって、笑ったり声を出したりします。
6ヶ月頃にはいろいろな音を聞き分けられるようになってきます。
1歳頃までは聞いた音、言葉を真似することもできるようになり、
それを過ぎると真似だけではなくて言葉を理解し始めます。
👶お座りしながら色んな音の出るおもちゃに食いついて遊んでいましたね。
あれは耳の刺激になっていたのですね!
1歳前後の頃、擬音をよく使った絵本を読むと、喜んで真似していました。
目や耳は生まれた後、著しく発達していきますが、
特に3ヶ月頃からは周りの人やモノを認識するようになり、双方の連動や運動面との協調もどんどんできるようになります。
この頃から読んであげると、赤ちゃんの反応もあって、より楽しいかもしれません。
どんな風に読んであげたらいいの?

「赤ちゃんが安心するように。」

どうしたら我が子が安心するのか、お母さんが一番よく知っているかもしれないわね。
これについても、特別な決まりがあるわけではありません。
が、こんな風に読めたら赤ちゃんも喜んで安心するんじゃないかな、というポイントを説明します。
上手に読む必要はありません。
お母さんがゆったりした気持ちで、ゆっくりと読んであげてください。
赤ちゃんが眠る時に歌を歌ってあげたりしますか?
そんな風に歌うつもりで、優しく語りかけてください。
お母さんの声に赤ちゃんはとっても安心します。
幼い頃に薦められる絵本には、「じゃーじゃー」「どんどん」などの擬音や歌詞のようなくり返しの音がよくみられます。
物語というよりは、歌のようですね。
ほんの少しの時間でも、お母さんとの大切な時間です。
スキンシップは親子の愛着形成にもつながります。
子供の自立心を促すために大切なこと。
隣に寝たり、抱っこしたり、くっついて読んであげるといいですね。
そのことで子供は安心しまたひとつ大きく成長ていきます。
👶我が子が4ヶ月の頃は、私も仰向けになって絵本を広げて一緒に見てました。
「赤ちゃんが絵本を見てる」と一喜一憂してしまってました。
でも、ちゃんと聞いてるかどうかなんて問題ではありません。
その時間を一緒に過ごしていることが、大切なんですよね。
いろいろな本をたくさん読まなくてもいいです。
同じ本を何度もくり返して読んでも構いません。
何度もいいますが、親子の絆、子供の安心が大切です。
それは、たくさんの種類の本を読んであげることではありません。
赤ちゃんの時に歌ってあげる歌だって、数曲に限られていませんか?
我が子が好きな歌って自然と絞られてきますよね。
1歳、2歳とだんだん自分の好きな本の意思表示ができるようになって来ると、たくさん本があっても、いつも読んで欲しい本は結構限られてくるもんなんです。
まとめ
いかがでしたか?
絵本の読み始めに決まりはないですが、生まれてからは早ければ生後3ヶ月頃からがおすすめです。
スキンシップしながらくり返し優しい声で読んであげてください。

決められた時期に読むのではなくて、お母さんが子供とのスキンシップを大事にする中で自然と読んでいったらいいことがわかったわ。
自治体によっては7ヶ月頃に絵本をプレゼントするところもありますね。
私は童話館の絵本の定期便を利用しました。
毎月年齢に応じた本が2冊届くので、本屋で悩む必要がなくとても助かりました。
本棚が溢れかえってしまい置き場所に困るということはありましたが、
子供らはだんだんと絵本が届くのを楽しみにしていました。
親子の信頼関係は日常の色んなシーンから日々つくられるのであって、絵本はそのうちのひとつの方法です。
なので、絵本を読まないと親子関係がよくならないというわけではありません。
しかし、子供との絆を深めた重要なツールになることは間違いありません。
絵本は身近で気軽に手に入るものですし、一緒に見て笑って驚いてコミュニケーションをとる有効なツールです。
架空の世界なので想像力もつきますね。動物がよく喋るんですから!
子供と一緒に本を読むことを楽しんで、あまり肩肘はらずに絵本の読み聞かせを始めてもらえればと思います。

「絵本を読まなきゃ!」と気負わなくて大丈夫。
私の実体験から厳選したおすすめ絵本を紹介しています→0歳1歳におすすめの絵本12選。我が家でよく読んでいました。