仕事選びのヒント・子育て中の看護師ママへ

子育て中の仕事選び、どうやって決めようかな?

条件はいくつもあるけど、どう考えたらいいの?

と、あれこれ迷っていませんか?

独身の時と違って、家族がいると制約も多くなります。

色んなことを聞かされて、自分の考えを見失っていませんか?

まずは、自分が決めることです。

そして何を決めるかというと、条件の優先順位です。

その時大事なことは、自分の心の安定です。

この記事で具体的に解説していきます。

まず自分が決める

家族がいれば様々な要望も聞かされたりすると思います。

でも、自分の人生です。まずは自分が考えた上で一番大事にしたい条件を決めます。他との調整はその後でよいです。

つまり、家族や他人が満足することではなく、自分が満足することを第一に考えます。

どんな条件があるの?

主な仕事の条件を振り返りましょう

仕事を選ぶ時に考えらえる条件は様々ですが、主なものを次に5つあげました。(順番は何も意図していません)

  1. 時間
  2. 仕事内容
  3. 給料
  4. 目標
  5. 場所

1.時間

フルタイムなのか、パートタイムなのか。夜勤があるかないか。

子供がいると夜勤のあるフルタイムは厳しい状況ですが、家族の協力により実現している人もいます。

周りの協力が無く、フルタイムが難しい場合は止むを得ず限られた時間を選択せざるを得ない人もいるでしょう。

子供に関わる時間を多くとりたい!という人は、短時間勤務を選びますが、おそらくほとんどがフルタイムに比べて給料が下がります。

私の場合はとにかく時間優先です。

もともと自分の趣味や楽しみに時間を費やしたい欲求が高く、

若い時から定時に帰るという考えで仕事をしていました。

子供が生まれてからは、
「子供の世話と家事をこなすために時間に余裕がないと自分にはできない」
と思い、時間を優先的に考えていました。

一時、頼まれ仕事でフルタイムで働きましたが、キツかったです・・

世の中、きっとパパッとこなしてしまう人もいると思いますが、自分には無理でした。

2.仕事内容

看護の仕事は職場によってだいぶ変わります。

詳しくは後ほど説明しますが、患者に医療的立場で直接関わる病院、予防的立場で関わる病院、事務仕事が主な役所、などです。

なので、一言で看護といっても、その仕事内容を優先するのであれば自分に合っていないと続きません。

また言うまでもありませんが、単純にその仕事が好きなのか、楽しいと思えるのかということになってきます。

友人Aさんは、時間を優先させて健診などの予防的な仕事を始めましたが、やってみたら合わず、自分は仕事内容を優先したいのだということに気付き、医療の現場に戻りました。

また、非正規雇用であれば管理職になる可能性は低かったり、組織の重要会議などには出席しなかったりと、発言力は低いですね。

仕事の内容を1番に優先する人は、おそらく自分がやりたい業務内容がある程度はっきりしていると思います。

なので、どんな内容の仕事なのか前もってよくリサーチする必要があります。

3.給料

雇用形態にも関わります。

月給、日給、時給、ボーナスの有無など、把握しておく必要があります。

将来設計のため、あるいは現時点で必要な金額が確固としてある場合は、給料面を優先的に考えなければなりません。

子育てにはお金もかかります。

もし仕事内容に自分が納得していなくても、それ以上に金銭面重視なら多少は妥協します。

ただ、あまりにも妥協が大きすぎると、どんなに納得のいく給料でも自分を苦しめる結果になるのではと私は思います。

そこのバランスは非常に大事ですね。

時給2000円の健康相談アルバイトに頼まれて短期間つきましたが、自分の性分には合わず(合わないことわかってて引き受けたのですが)、精神的にはしんどかったですね。

時給がいいことだけが支えだったようなものです。

短期間でなかったら途中で辞めていたでしょう。

分かりながらも引き受けた私がダメでしたね。

4.目標

やりがいとも言えます。

看護の中の専門分野を極めたい、昇進して管理職で活躍したい、将来のステップアップ転職のためなど。

給料ともリンクしますが、具体的な年収目標などもあげられます。

今現在の仕事を前向きにこなしていくことで将来の目標に近づくという明確な考えを持っている場合、この点を優先します。

その目標を達成できる環境にあるのかどうか。

また、遠い将来のことだけではなくて、日々の社会貢献が目標の場合もあります。

人のためになっていることが何よりの励みである場合です。

モチベーションにもつながります。

5.場所

近いか遠いか。

近いことは通勤時間の短縮になります。

子供の送迎のためにやむをえず限られた場所でしか決められない場合もあるかもしれません。

私の経験上、子供をもつと近いことに越したことはありません。

とにかく時間が無い中で移動時間がとてももったいないと感じます。

ただこれも他の自分が優先したい条件とのバランスになります。

正直、そう簡単に近い場所で自分の望む場所は見つかりません。

独身であれば職場近くに引っ越すこともできますが、家族がいるとそう簡単にはいきませんね。

また、都会では移動が公共交通なので、その時間を何かにあてられますが、田舎では車が大半で、運転にしかその時間をあてられません。

私は運転しながら耳だけ使って勉強したりしましたが、疲れていると運転に集中しないと危ないということで続けられませんでした。

なので、田舎では特に近くがいいのですが、逆に仕事先の少ない田舎だから簡単に見つからないというジレンマにも悩まされました。

ここまで、仕事選びの条件を説明してきました。

いかがでしたか?

「決める条件がいくつかあるのはわかったわ」

「でも、自分は何を1番に優先させたいのかよくわからない」

という方に、決める時に何を考えたらよいかヒントをお伝えしたいと思います。

決める時に重要なことは?

心が安定するものを

先にあげた条件はどれも大切ですよね。

一つだけ満たしていればいいってもんじゃありません。

どこかに雇われて働くという場合は、全て天秤にかけて、その絶妙なバランスの中で決めなければなりません。

極端な例では、バリバリ働くと時間に制約ができ、子供との時間を優先させて緩くするとお金は大して稼げない、ということです。

看護職は仕事の成果で給料が変わることがあまりないです。

雇用の違いか、時間の違いでしか給料は変わりません。

自分の心の状態が安定するポイントをしっかり確保しておけば、それ以外で不満がたまっても、カバーできます。

私の場合、時間が第一優先で、子供に関わる時間確保の他に自分のための時間も必要でした。

にもかかわらず、出産後頼まれるまま仕事を引き受けてしまい、フルタイム勤務で崩壊しました(涙)

体もきつかったですが、やはり精神面でやられてしまいましたね。

自分が絶対に優先させたい条件がわからない時は、自分の心を安定させる条件は何か、と考えてみることがヒントになります。

優先する条件は変わるもの

付け加えておきたいのは、優先条件は、変わるものだということです。

例えば、子供が幼児期と学童期。手がかかる時間も内容も変わってきます。

時間があってもあっても足りない時期から少し余裕が出てきます。

そうすると、仕事の内容を重視する気持ちが大きくなるかもしれません。

あるいは給料面を重視する気持ちが大きくなるかもしれません。

逆に、他のことをするために短縮したくなるかもしれません。

また、祖父母などの協力が得られるようになると、仕事に集中することができるようになり、優先する条件が変わり、それに伴って勤務する場所も範囲が広がるかもしれません。

何かのきっかけで自分の仕事に対する考え方がどう変わるかわかりません。

その時その時で変わることは、あり得ることですし、仕事形態の見直しをすることも必要だと思います。

よく、お母さん達からの悩みで聞かれるのが、子供との時間が少ししかとれないことに罪悪感を感じたり、子供に影響を与えるのではないかという不安です。

この時重要なのは時間ではなくて、お母さんの心の状態です。

忙しくてもお母さんの心が安定していれば、子供も愛情を感じ安心します。

逆に時間がたっぷりあっても、いつも不安を抱えるお母さんであれば子供の心も不安になるものです。

まずはお母さんが自分の心を第一に考えるのは大切なことだと私は思います。

それから子供や家族の思いを受けとめて調整できるところは調整していくのがいいと思うのです。

病院だけじゃない看護の仕事

一般的には看護師というと病院や診療所の看護師を思い浮かべますが、他にも職場は色々あります。

いくつか紹介し、それらの特徴を説明したいと思います。

状況によって一概にメリットデメリットと決めつけられないので、特徴としています。

病院(病棟・外来)

  • 夜勤
  • 病院や科により専門性が異なる

出産前は病棟で働いていたという人も多いのでは?

子育てしながらの夜勤となると、やはり家族の協力が必要不可欠になります。

いかにそれを持続かつ上手くできるかによって、勤務が可能か不可能かが決まります。

私の周りでは、出産後に病棟に復帰した後に、夜勤のない職場に転職した例が多くあります。

その人たちの声を聞くと、家庭の中の家事や子育てが上手くまわらなくなったという理由が大半です。

ただ仕事内容でについては、夜勤のない外来やその他の職場よりも、病棟勤務で患者の経過をみていく方がやりがいを感じるということも多く聞きます。

ということは、彼女らは今現在はやりがいよりもまずは勤務形態、時間を優先させているのでしょう。

子育てしながらでも夜勤勤務できるように、地域全体で協力して改革している病院をメディアなどで見たことがありますが、全国規模ではまだまだ改革されていないように感じます。

診療所

  • 夜勤はない  日曜祝日休み
  • まとまった休みが取りづらい

主に個人経営の外来専門の病院ですね。

夜勤はなく、土曜勤務はありますが、日曜、お盆や正月などの祝日は休みです。

時間は病院に比べたら短いともいえますが、午後の診察が夕方からのところも多いので、終了時間が夜遅くなることもあります。

少人数なのでスタッフ間の意思疎通は取りやすいといえます。

診療所の体勢、方針にもよりますが、限られた人数でしているので、どちらかというと、平日を含めてのまとまった休みは取りにくいでしょう。

雇用形態はパートタイマーが多いです。

老人施設

  • 対象が高齢者と限られている
  • 看護師が一人だったり夜勤ありというところもある

民間と公的、介護度別、認知症の有無などによりたくさんの種類があります。

看護師もその全てに義務付けられているわけではありません。

細かい分類はここでは割愛しますが、看護師が常勤している主な施設にはケアハウス、特別養護老人ホーム、介護老人保健施設があります。

点滴や褥瘡ケア、服薬管理などの看護業務の他に、入浴や食事介助という生活面のケアも行います。

デイサービスだけだと夜勤はありませんが、居住している人があれば夜勤がある場合があります。

また、看護師が複数いる場合と一人か二人の場合もあります。

医療行為もあるので病院などの現場経験がある人が勤務するケースが多いでしょう。

友人Bさんが勤務する施設は看護師が4人いるため休みも取りやすく、子供の行事や突然の発熱にも対応できるようです。また、慣れないうちは教えてもらえるメリットがあるようです。

高齢者のケアが好きな人は、楽しさややりがいを感じると聞いています。

私は施設の夜勤をしたことがありますが、その施設の看護師は1人体制でしたので、かなり不安が伴っていました。

臨床経験の年数や内容によっては、スタッフの数や勤務体制をチェックしておいてください。

県庁、市・町役所

  • 事務仕事が多い
  • 予防的活動が多い

市役所などで主にパートで看護師が配属されることがあります。

健康や福祉に関わる課で業務のサポートをします。

業務では乳幼児健診の計測や診察介助、健康診断での相談、健康教室のサポートなど、また福祉では介護保険の認定調査などです。

役所的にもともと準備や事後処理の事務作業が多いので、看護業務のみならず事務量も多いです。

職場によりパート看護師の位置付けは異なるとは思いますが、
正直、単純な資料作りやデータ入力などの雑用的仕事も結構あると思います。

机の上の仕事が苦手な人には少々苦しいかもしれません。

また、病気を直すところではないので、対象の変化が見えにくいところは病院と大きく異なるところだろうと思っています。

土日祝休みだったり、有給休暇や給料も安定があることから、その点においては子育て中の人は勤務しやすいかもしれません。

地域にある社会福祉協議会にも看護師が配属されています。こちらは正規の職員もいます。

訪問に行ったり、デイサービスでの業務をしたり様々です。主に高齢者が対象になります。

その他

  • 訪問看護  短時間勤務もあり
  • 保育園   対象が子供
  • 教員    枠は少ない

訪問看護は、所属先にもよるとは思いますが、比較的、時間や曜日を選んで勤務することができます。

友人Cさんは、出産後子育てのために病棟勤務から夜勤無しを条件に訪問看護に転職しました。

1人の患者のケアを継続的にする点でやりがいを感じることも多いようです。

それだけに経験も必要ですね。病棟で経験を積んでいる方が働きやすいと思われます。

保育園は、対象が子供ですね。

園での活動の中での怪我やアレルギー対応、時には園児の発達面のフォローです。

保育士と一緒に、おむつ交換などの生活面のお世話もします。

ここ数年で私の住む地域でも、看護師をおく保育園が増えました。

相手が子供なので、体力はかなり使うかもしれませんね。

教員という仕事もあります。

専門学校や高校、大学など。

教員免許があり臨床経験も長くあれば、そのようなチャンスもありますね。

人間関係はどこにでもある

人間関係のいいところに行きたい、という人はいませんか?

たまに、人間関係がいいところで働きたい、という人がいます。

いく前からそんなことはわかりません。

噂はあるかもしれませんが、実際のところはわかりません。

そもそもヒトが集まったらよくも悪くも何かしら関係性が生じるのは当たり前のことです。

それは知っておいた上で新たな職場を選ぶことですね。

どこにいってもあることなので、敢えて条件には入れませんでした。

あとはそれを自分が気にするか気にしないか、といったところでしょうか。

どうしても耐えられなかったら辞めよう、と考えておくと楽ですよ。

まとめ

子育て中のお母さんに向けて、看護師の仕事選びのヒントを説明してきました。

が、どの職業にも当てはまるような内容でもありますね。

子育て中の仕事選びのポイントは、

  • 選ぶ時の条件は5つ
  • 条件の中で優先順位を決める
  • 自分の心の安定を第一に考える

です。

年月が過ぎたり、状況が変われば、優先順位も変わります。

その時は、仕事の形態を変えたり希望したらよいのです。

同じ職場でそのような変化をどうしてもできない時は、転職を考えたらよいと思います。

自分が優先させたいものが満たされたいれば、心も安定します。