「興味はあるのだけどなんだか怖い・・」
「家事は楽になる?」
今回はこんな不安にお答えします.
「高圧力になって蓋が飛んで大怪我をした。」どこかで聞いたようなニュースを頭に浮かべていませんか?
私が子供の頃の30〜40年ほど前はこのようなニュースも流れたことがあったようです。
が、これは昔のこと。
難しそうな火加減や時間調整も正しく知って使えば、簡単で怖くはありません。
圧力鍋を使うと時間が有効に使えて調理は楽になります。
ただ、普通と鍋とは違うので、違う手間もかかるのが正直なところ。
購入前にメリットだけでなくデメリットも知っておくことが大事です。
私は20年間、アサヒ軽金属の圧力鍋を使ってきました。一度も怪我をしたことはありません。圧力鍋を怖がらないための使い方とメリット・デメリットを解説します。
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圧力鍋の使い方
圧力鍋の事故について「一歩間違えば取り返しのつかないことになることもある」、そんなことを聞いたら使うのが怖くなってしまいますよね。
実際に過去に事故は発生していて、原因は製品の不備もあったようです。そのような事故が起きないように日本では2010年に以下のような安全規制を設けています。
内圧の基準を改正し、それを下回らないと蓋が開かないものを基準としています。基準を満たしていないと販売できないので、販売されているものは安全性が向上していますが、万が一基準を満たしていない(PSCマークがない)安物だと危険があります。
正しい使い方をすれば、意外と簡単!慣れれば怖くはありません。
実際、私は20年近く使用していますが、事故は一度もありませんし、危険を感じたこともありません。
ご飯の炊き方を参考に、使い方の流れを見ていきましょう!

基本の使い方は同じ。あとは時間設定や水加減が変わるだけ
下準備
白米は洗って30分ほど浸水します。その後ざるにあげて水気を切っておきます。
玄米は一晩浸水することをおすすめ。
蓋を閉めて重りをつけたら、まず強火
白米の場合、重りは低圧にセットします。
玄米なら高圧です。
★ゆでる時、材料(例;胸肉、レバーなど)によって低圧の時もあります。ほとんどの調理は高圧です。
蓋は内側のパッキンがずれていないか確認してからきっちりと閉め、重り(オモリ)は真っ直ぐ最後まで差し込みます。
強火にして圧をあげていきます。
重りが振り始めたら、弱火
重り(オモリ)が振り始めると「シュッシュ」と蒸気が抜ける音がするのですぐわかります。
白米なら弱火で1分。
玄米なら15分。
調理の内容や量によっては熱い蒸気が少し飛ぶこともあるので気を付けてください!
覗き込むように顔を鍋の上に出すことはやめてくださいね!
他の作業をしていたり、隣の部屋と行ったり来たりなどしていると、うっかり時間が過ぎてしまうので、キッチンタイマーを使うことをおすすめします。
弱火の時間は、調理によって異なります。レシピを参考にして、慣れてくるとレシピにないメニューでも大体どのくらいの時間にすればいいかわかってきます。

弱火にすると重りが振れなくなることもあるけど、私の経験では振れてなくても調理できてるよ
火を止めて予熱調理
火を止めても、鍋の中は高圧状態が続いているので、まだ調理中です。
絶対にピンや重り(オモリ)を触らずにそのまま置いておいてください。
ピンを抜いてしまうと中の圧が一気に抜けて、調理が終了してしまいます。
一気に抜ける圧は蒸気となって勢いよく穴から出てくるのでやけどしかねません!
気をつけてくださいね。

火を止めた後は放っておくよ
内圧表示ピンが下がったら蓋を開ける
蓋を開けた時、中から熱い蒸気が出てくるので、絶対に覗き込まないでください!

重り(オモリ)は現在、高圧(赤)低圧(白)と色違いになっています。
圧力鍋のメリット・デメリット
ここでは私が長年使用してきて、他の鍋と比べて感じたメリット・デメリットをお伝えします。
- 煮込みなどの料理が短時間でできる
- 余熱調理で放っておける
- 味がよく染みる
特に長時間煮込み料理は早く出来上がるので、時間の有効活用ができます。
主におでんやカレー、肉の煮込みはことこと長時間煮ることで美味しくできますよね。でもその間は危ないので基本的に鍋のそばを離れられません。
圧力鍋で調理すれば、火を消した後は出かけることだって出来ます。鍋を離れた後も調理は続いています!
ただし、お米の場合は蒸らした後に米をほぐしたほうがよいので出かけるのはおすすめしません^^;
高圧になるため、具材を小さく切ると潰れてしまうことがあります。カレーでこれをすると、具材がどこかへ行ってしまって・・・汗。時間を短くしたりする工夫が必要です。
- こまめなお手入れが必要
- 重たい
- 注意点が普通鍋より多い
慣れれば面倒ではないのですが、蒸気を逃すノズルや安全弁、取手やピン部分の手入れが必要です。
これらは怠ると事故に繋がる可能性があるので、欠かせません。
使用上の注意点は結構あります。普通鍋に比べたら多いと感じるでしょう。
圧をかけてはいけない具材もあり、その場合は入れる順番にも気をつけなければなりません。
例えば、おでんやカレーでは、練りものやルーは、ピンが下がった後蓋を開けてから最後に入れなければなりません。そして、その後再び火をかけます。

慣れないうちは面倒に感じるかもね
あと、アサヒ金属の鍋はステンレス・アルミの5層になっているのですが、とにかく重たいです。料理が入っていると片手では持てません。取り扱いには注意してくださいね!
我が家のアサヒ軽金属鍋の紹介

昭和19年創業の会社です。
販売している圧力鍋を「ゼロ活力なべ」という商品名で売っています。一般的な圧力鍋よりも圧力が高く、家庭用圧力鍋では世界最高クラスとのこと。
圧力鍋の他に、5層のステンレス鍋やフライパン、保存容器なども売っています。最近は、健康グッズなどもあります^^;
約20年間使用しています。
外見は少々傷がついたり汚れたりしていますが、凹んだり歪んだりは全くしていません。真っ黒に焦げても磨けば元に戻ってを繰り返してきました。
アサヒ軽金属のフライパンや保存容器も持っていましたが、20年使用しているのは圧力鍋だけです。
本体の保証は30年としてあるので、あと10年はいけますね。

劣化した部品を交換すれば一生いけるかもよ
現在は主に白米や玄米を炊くのに使用しています。
特に玄米は、もっちりふっくら仕上がるので重宝しています。
その他は、おでん、カレー、豚の角煮などの煮込み料理などです。
2021年にホットクックを購入してからは、圧力鍋でカレーや豚の角煮をあまり作らなくなりました。ホットクックの方がより手軽で簡単だからです。ただおでんはホットクックでは4人家族分量に限界があるので、たくさん創れる圧力鍋(大)で一気に作っています。
子供が小さい時は、離乳食をまとめて作っていました。
献立に悩んだ時は、鍋に付属のレシピ本を見れば何かは出来ます(笑)。材料さえあれば、その通り鍋に突っ込んで調理すればOKです!

まとめ
★蓋をきっちり閉める;パッキン、重り(オモリ)のチェック
★鍋は絶対に覗き込まない;熱い蒸気に注意!
★火を消してもピンや蓋はすぐに触らない!
★火加減は基本→強火から弱火へ
注意事項を守れば、圧力鍋は怖いことありません。万が一、蓋をきっちり閉めていいなくてもその時は圧がかからないようになっているので、蓋がいきなり飛んで頭などに当たってしまうこともありません。
メリット
- 料理は短時間に
- 余熱で調理
- 味が染みる
デメリット
- お手入れ面倒
- 重い
- 注意事項多い
普通の鍋に比べて、お手入れや注意点が多いですが、それ以上に毎日の手間が省けたり時間を有効活用できる方が魅力的と感じたら、前向きに検討してみてくださいね!
私はサイズの違う2つの圧力鍋を持っていますが、とりあえず一つあったら十分だと思います。それで物足りなくなれば買い足してください。結構場所をとるので、置き場所も考える必要がありますよ。
あなたの家事が楽になったり、楽しくなったりすると嬉しいです^^
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