
「都会から田舎に嫁ぐことになったが不安でいっぱい」
「車の必要性について知りたい」
「どんなのに乗ったらいいの?」
今回はこのような疑問に答えます。
本文を読むとわかること
- 田舎で車が必須な理由〜交通事情や生活圏について〜
- 田舎での車の選び方
- 車生活のメリットとデメリット〜都会から見た田舎〜
私も田舎に嫁ぐ前まで10年間ペーパードライバーだったので、当時とても不安でした。なので、これから嫁ぐ人の気持ちがよくわかります。
今では普通自動車を運転、遠出もできるようになりました。車の買い替えは3回経験しています。
なお、私が住んでいる場所は人口8万の地方都市です。さらに街中からはだいぶ離れていわゆる郊外になります。

山あいの、まあまあ程よく家がある田舎です。町からは離れてますね〜(悲)
田舎で車は必須な理由

公共の交通 電車·バス
まず電車の駅が遠い。ひとつの駅が網羅している範囲が広すぎるのです。駅に近い人は利用できるかもしれません。
運行状況はおおよそ1時間に1本。乗り遅れると1時間待って遅刻覚悟!てことになりますね。
仕事だけでなく休日出かけるのにも不便。近隣の他県、他市に行こうとしたら、車で1時間ほどのところでも2時間とかかかってしまうことも、ざらにあります。
バスも1時間に1本あればいい方です。通勤通学時間帯には多めにありますが、ルートが少ないので利用できそうな目的地は限られるんですよ。
意外と便利なのはその地域の巡回バス。巡回範囲が狭く運賃は安いため、時間のロスも少ない。ただ本数は少ないので念入りな計画が必要になってきます。
タクシー
都会のようにはつかまりません〜。というかほとんど走っていない(汗)。
あるにはありますが、駅も小さいところでは停まっていません。
自転車・バイク
街中に住んでいたら、自転車は有効に使えます。
郊外になると、使えても近所周りだけですね。山が近くて坂があるところでは使わなくなる可能性大です(私の経験)
子供は乗り回していますよ。ただこれも近所周りがメインで、習い事には街中に住んでいない限り使うことはほとんどありません。車送迎です・・
私が嫁いでまもない頃に1.5キロ先の郵便局まで自転車に乗ったら、家族や近所の人に驚かれました。そして噂になる事態に(汗)。ここでは歩いて10分のところでもみんな車で移動しているんです。
一方、バイクの方があちこち乗れますね。ただ天候に左右されたり、大きな荷物は持てません。生活の中での利用にも限界があるでしょう。
仕事
職場まで車で1時間かかることは珍しくないです。都会の1時間と田舎の1時間は全然違います。
もし、その職場まで電車やバスで行ったら、1時間どころか何時間もかかってしまうでしょう。
電車より車の方が圧倒的に通勤時間が短縮されるのです。
買い物
お店の数が少ないため、食料品は限られたスーパーの中から選んで行くことになります。
なので、日用品の買い物も遠くまで行く必要があります。

スーパーの近所に住んでいたら車を使う頻度も減るんですけどね・・・
私が住む地域にはスーパーの移動販売車が来ます。お年寄りには便利なようですが割高で品数が少ないので日常的な利用は難しいです。
コープなどの宅配を利用している人もいますが、食料と日用品の全部をまかなうことはできません。
お出かけ
例えば服などのショッピングとなると、店がウインドウショッピングできるほど無いので、目的の場所を目掛けて行きます。
となると、便利に利用できるバスもないわけですから車が必要になります。
田舎に来て、ウインドウショッピングというものを、本当にしなくなりましたね。
田舎の車選びの方法【体験からわかること】

通勤に使うので、ほぼひとり1台持っています。家庭には普通車1台と、あとは軽トラックや軽自動車。
子供が生まれると普通車をファミリーカーに買い替え、成長するとセダンやワゴンタイプ、あるいは全ての人が軽自動車にする家庭もあります。
もちろん、こだわりや家計によって一概には言えません。あくまでも傾向です。
雪国であれば冬に備えて四輪駆動を選ばなくてはならない場合もあります。
スタッドレスタイヤも準備しなくてはならず出費がかさむんですよね・・(涙)
また、凍結防止剤(塩カル)が散布されるとそれが車に付着しサビに繋がることもあります。なので洗車をマメに行う必要があります。私は車検の時に、塩カルが原因で車の下回りの金属が早く腐食していると指摘されたことがありました。
戸建ての家が多いため、駐車場には困ることはあまりない。
駐車場の料金は都会に比べて安いです。
車生活のメリットとデメリット
◉一度に大きな買い物ができます。日用品も食品も。
◉時間に融通がききます(好きな時間に出られる 時刻表に縛られない)
◉遠出が自由。電車のチケットを準備したり時間を調べたりする手間がありません。
◉満員電車や満員バスに乗る必要がありません。
◉音楽や映像を車の中で見たり聞いたりできます。中で気兼ねなく歌えます。
◉運動不足。都会では自然に毎日1万歩歩いていたものが無くなります。事務仕事だと1日1,000歩以内だったりします。
また、都会なら歩いて移動する距離も車を使って移動してしまいます。歩く道の環境が歩道がない、田んぼ道という環境の違いもあるし、どこに行っても停めるスペースがあるためです。
◉通勤時間に学べません。運転にも集中しなくてはならないので、身が入りません。本も読めません。
◉移動時間がよめません。交通量の集中や事故で思いがけず渋滞になることもあります。
◉維持費がかかります。税金、メンテナンス、タイヤ、ガソリン、洗車など。
◉年齢が高くなるほど判断能力が落ちます。いつか乗れなくなるという心配、危険になっていくという心配ですね。
まとめ
都会にいても車を持っている人は多いですよね。
ただ、田舎はひとり1台なくてはならないという点が大きな違いです。
私が嫁いだ当初、なんとかして乗らずに済まないか頑張りましたが、今では無くてはならない存在になってしまっています。
運転が未経験で心配な人もいると思いますが、田舎に来たらみんな運転しているので、運転を心配することはありません。
しばらく家族に隣に乗ってもらって、とにかく慣れてください。
そして、これから住む田舎の交通事情や買い物、学校、職場など生活圏についても調べておくと安心です。

もちろん、住んでからゆっくり調べてOKです
特に田舎では車があることで生活範囲が広がり、道を覚えたり興味のあるところに出かけたりと、見知らぬ土地で途方に暮れる前に楽しみをたくさん見つけることにもつながります。
安全運転で車生活を楽しめることを願っていますね。
運動不足にはくれぐれもご注意を。