【悲報】産んでから気付いた「妊娠出産には適齢期がある!」

最近は、晩婚化にともなって出産年齢も年々あがっています。

著名人が40歳前後で出産しても年齢が話題になることもあまりなくなりました。

かくいう私も高齢出産を経験したひとりです。

しかし、そんな私が痛いほど感じたことがあります。

それは、

妊娠出産は適齢期が確実にある!

ということ。

体力や医学的なリスクがあることは言うまでもありませんが、わたしが最も痛く感じた理由は、子育て真っ只中に様々な試練が確実にやってくるということです。

もし、適齢期に産んでいれば子育てが落ち着いた頃にやってくるはずだったのに・・・

運良く自然に問題なく妊娠出産を終えてしまうと、体力や医学的なリスクを克服したのだと思い込み、忘れてしまいます。

それを証明するかのように、すぐさま二人目が欲しくなるという気持ちが湧いてくるのです。更に高齢になるというのに!!

そして二人目が無事生まれてきたら、再び自分にはリスクなど関係なかったのだといい気になって毎日を過ごし始めます。

ところが、

出産を上手く切り抜けたとしても、その後にとんでもない試練が待っているのです。

このことを知らない人は意外と多いのかもしれません。私もそうでした。

その試練とは、なんだと思いますか??

それは、中年に起こってくる諸問題が子育て時期と重なることです。

更年期、親の介護、仕事が子育てと一緒に大きくのしかかってきました。

言うまでもありませんが、卵子も老化します。35歳を過ぎると妊娠できる確率が急激に下がります。不妊治療をしていた場合、30代前半では出生率は70〜80%なのに40歳は10%まで減ります。治療をしたら妊娠できるわけではありません。母体や児へのリスクも高くなります。

それを乗り越えたとしても社会的な試練がその後やってくる可能性があることをこれから家族を持とうとする人には知っていて欲しい。

年齢は巻き戻せません。前を向いて歩くのみなので、決して悲観的なのではありません。人生何が起こるかわかりませんから通ってきた道に間違いはありません。

ですが、もっとしっかりと妊娠出産について20代前半までに理解しておくべきだったと感じています(*^_^*)

更年期と子育て

更年期症状は人によってその発症時期や症状が多種多様です。私の場合、40代半ばから更年期症状が始まりました。

特に「生理不順」と「ホットフラッシュ」(ほてり・のぼせ)。

生理の出血量がある時いつものピーク時より多量になり、そのままの状態が1週間続いたりしました。

結局貧血にもなり内服開始。

このようなことが、2年間に5回ほどありました。

その度に子供の送迎調整、受診調整、家事調整。これらとの両立は短期間といへども辛いものでした。

その上、更年期以外の器質的疑いもあるので、がん検診を行ったのでいつも不安であったのを覚えています。

心理的な負担も大きいですよね。

もしも、適齢期に出産をしていれば、子供には手がかからなくなっており、もっと自分の体のことだけに集中できたのかもしれません。

親の介護と子育て

40代を迎えると親が60代〜70代になります。

人生100年といわれる昨今ではまだまだ若い年齢なのかもしれないですが、70年間酷使してきた身体は大なり小なり必ずガタが来るものです。

私の父はがんという病気になり、私が42歳の時に亡くなりました。

幸い、亡くなる直前までほとんど自力で動けていたので直接的な介護の調整で困ることはありませんでしたが、まだ3、4歳の子と乳児を連れての移動は気楽ではありません。

私の場合、実家が車で8時間かかってくるのでなおさらです。それでも2ヶ月に1回は帰るようにしていました。

楽に動ける状況であれば、もっと母を助けられたのではないかと悔やみました。

父が亡くなった後、一人暮らしをしている母のことが今は気がかりです。

子供が自立していれば、一泊ででも一人で電車に飛び乗って、もっと気軽に母の様子を見に行くことができるのではと考えたりします。

まだまだ子供にお金もかかる時期なので、交通費も負担になります。

その点親が近くにいる方が、支援しやすく経済的にも軽く済むといえます。

しかしながら、近くにいても、通院の送迎や日常生活の補助のために仕事を休んだりとそれまでの生活が一変しかねません。

そこに子供の世話が重なるので負担は大きくなるのです。

子育て中は、子供のことだけを一番に考えてればよかったはずです。

なのに、老いていく親の世話のことも同時に悩むことになっては身が持ちません。

自分自身のことなんて考える暇がないです。

もしも、適齢期に出産をしていれば「子育てが終わってから親の世話がくる」というように順番に対応できます。

自分に余裕が持て、余裕があれば自分自身のために時間を取ることができるかもしれません。

仕事と子育て

ここでは、妊娠出産で仕事を辞めた場合のことを考えてみます。

40歳前後で出産して例えば3年ほどは育児に専念します。

その後に、「さあ、仕事を探すぞ!」と思っても、40代も半ばになっています。

求人情報を見てみるとわかるように、就職は年齢があがればあがるほど不利になりますね。

ましてやこれまでやったことのない新しい分野に就職しよう、と考えたらかなり難しい。

ぼやぼやしているとあっという間50歳にになって、早期退職といわれる55歳が近いではないか!!!

となると、あとは自分で起業するしかない。が、その勇気もない。

自分で何かを起業するのに年齢は関係ないと私は思っていますが、新たに始めるのが45歳と35歳ではパワーも違います。

出産前までに何をしてきたか、ということも出産後に関わってきます。

ということは、出産後の生き方を出産前からいろいろと想定しておくべきです。

そうすることで、出産前までと育児休業中の働き方、過ごし方が変わって来るはずです。

出産後は外で仕事をせずに、育児と家事に専念することも選択肢にあります。それも立派な仕事です。本来なら誰にでもその選択肢があるといいな、と思うのですが、このご時世経済的な理由があるとなかなかそうはいきません。

もしも、適齢期に出産をしていれば、

子供の世話から手が離れて自分の時間が出来ている頃です。

その時間を自分のためにどんどん使っていく、つまりは新たな仕事やその他の挑戦に使うことができるかもしれません。

妊娠適齢期をわかっていなかった

妊娠・出産適齢期っていつなのか?

「妊娠適齢期」は法律で定められてはいないようです。

が、産婦人科学会では35歳以上の出産を高齢出産と定めていますし、社会的、医学的にみて25歳から35歳といえるでしょう。

[参考資料]→浅田レディースクリニック WithNewsコラム シティリビングWeb

高齢出産のリスクが高くなることは揺るぎない事実ですが、多くの出産が問題なく行われているのも事実です。

私も一人目37歳、二人目41歳で出産しました。「適齢期」という言葉にも「古さ」を感じていました。(恥ずかしいことです(^_^;))

高齢で産んだ自分を「よく頑張ったわ、自分!」と褒めたりもしていましたね。

ですが今になると、いかに自分が無知だったのかと恥ずかしくさえなります。

実際に、私の子供二人は結果的には自然妊娠・出産ではありましが、欲しいと思ってすぐ出来たわけではありませんでした。

40代になると不妊治療も含めて妊娠する確率は1割にまで下がるというのだから、当然ですよね。

病院に行って検査をしてみたり、妊活情報からいいという食べ物や体操なども色々試して、決して楽ではありませんでした。

「どうして出来ないのか」と幾度も落ち込みました。

「自分が高齢である」ということを十分理解はしていました。

だから50%は「子供がいない人生」を考えてはいたのです。一方で50%は「子供のいる人生」を考えているんですよね。だから頭の中は毎日、自分が希望する側の「子供のいる人生」でいっぱいになってしまう。

そういう苦悩も味わっていました。

なぜこんなにも無知だったのでしょうか?

高校生の頃は妊娠時期を含めてライフプランを考えたこともなかったです。

性教育はありましたが、どちらかというと若年で妊娠しないように避妊の知識を得るという主旨の方が強かったように思います。

自分の意識の足りなさが原因なのは言うまでもありませんが、日本は妊娠不妊の理解度が主要国の中では下から2番めという事実もあります。

世界では最低基準なのだそう。

そして不妊治療大国。これは大なり小なりリンクしています。

Human Reproduction,28:385-397,2013

結婚をいつするかは誰も予測できません。

出産をするかしないか、いつするかも個人の自由です。

結婚出産のプランが変わることも当然です。その時はその都度また考えたらよいと国立成育医療研究センター 周産期・母性診療センター の齊藤英和氏が話しています。

なので、どれが正しいとか間違っているというわけではないのです。

ただ、ライフプランの一つとして、妊娠適齢期のことは正しく理解しておく必要があります。

「正しく理解」というのは、

・不妊治療をすればいつでも妊娠できるわけではない、むしろ年齢があがればできない確率の方が高い

・適齢期であれば、例え治療したとしても圧倒的妊娠の確率があがる

・その分経済的な負担も減るし、若いうちに仕事復帰もできる

ということです。

これは、高齢で妊娠しているからといって悲観的になっているのではありません。少しでも起こりうる出産後の状況を知っていれば、何らかの準備や心構えもできることでしょう。

私は全く考えていなかったので40代で数々の衝撃を受けてしまったのです。

医学的な側面だけではなく社会的な面も理解し、自分のライフプランを早いうちに考えておくことで、

軌道修正しながら、自分のためにも子供のためにも子育てとの二重負担にならずに過ごせることができるでしょう。

理解を深めるための本→